【Jシステム導入インタビュー】鳥取銀行様(銀行/鳥取県)

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知恵と努力と絆で人口減少を乗り越える!

鳥取銀行がJシステムで実現する地方創生への道!

鳥取銀行は、大正10年設立の鳥取貯蓄銀行を前身とし、100年にわたって鳥取の経済と発展を支えてきた銀行です。大正バブルから世界恐慌、戦後の復興、高度経済成長と、地域経済の歩みをずっと共にしてきた伝統ある鳥取銀行が、このたび助成金・補助金の自動診断システムである“Jシステム”を導入しました。そこにはどんな理由があり、Jシステムはどのように問題を解決したのか、鳥取銀行法人コンサルティング部の山平学さんにお話を伺いました。

アイデアとスピードの鳥取県。次の一手はJシステム

鳥取県は日本で一番人口が少ない県です。平成12年には鳥取県西部地震、平成28年には鳥取県中部地震と災害にも見舞われ、現在も人口減少は続いています。しかし一方で、平成29年以降の有効求人倍率は全国平均を上回るなど、経済的な見地からは県民の知恵と努力が実りつつあります。新型コロナウイルス流行の際には、他県に先駆けていち早くコロナ対策の補助金・給付金を整備したほか、大企業のテレワーク導入ブームに乗る形で“鳥取県でワーケーション”を呼びかける取り組みを始めるなど、地方創生のお手本として注目を集めています。そんな鳥取県の経済を支える鳥取銀行が、次の一手として導入したのが助成金・補助金と、その自動診断システムであるJシステムでした。

専門家が足りない!

山平さんが働く法人コンサルティング部は、融資以外でのお客様支援を提案し、実行する部署です。これまでも、経営を改善し、財務の健全化を図るにあたって、助成金・補助金の活用を提案することは頻繁にあったそうです。

「鳥取県は県民一人当たり所得も全国で見れば下位に留まっています。ですが、逆に考えれば、全国一律で同じ金額が貰える補助金・助成金を活用した場合のインパクトは大きいんです」

と語る山平さん。しかし、いざ企業が助成金・補助金を利用しようと決断した時に、問題となったのが専門家の不足でした。

「助成金・補助金に精通した社労士さんが、地元では全然足りないのです。せっかく助成金の相談をしようとしても、社労士さんに繋ぐまでにまず行内で手続きと順番待ちが必要になる。その間にタイミングを逃してしまうんですね。最悪の場合、時間と手間をかけてご紹介しても、先方が既存のお客様で手一杯でお断りされてしまうこともあります」

そこでソリューションとなったのが、すぐに使える助成金を診断出来て、経験豊富な助成金コンサルタントに繋げられるJシステムだったのです。

Jシステムなら出来る理由その1:自動診断と迅速なサポート

鳥取銀行の助成金活用支援が上手くいかなかった最大の理由は、地域で相談できる専門家の不足でした。せっかく助成金に取り組もうと思っても、どんな助成金が使えてどれくらい貰えそうな見通しなのかをすぐ相談できなければ、モチベーションは消えてしまいます。Jシステムの“自動診断”は、このボトルネックを完全に解決しました。簡単な質問に答えるだけで、使える助成金を提案して金額の見通しまで出してくれます。さらに、助成金申請サポートのノウハウと実績を持つ株式会社ライトアップのコンサルタントにすぐ繋げることができ、ライトアップが提携する社労士により申請書類の作成もサポートすることができます。

「時間がかからない、というのが本当に助かります。Jシステムなら、支店の職員がネットを使ってすぐに診断までなら出来てしまう。これまで行内の手続きと順番待ちに時間と手間をかけていたのがウソのようです」

Jシステムなら出来る理由その2:やってみたい!と思える設計

せっかく行員だれもが助成金の診断をできるようになっても、やってみたい!と思ってもらえなければ支援にはなりません。そもそも、助成金を申請したことがないお客様がほとんどです。必要な書類を確認して、何から取り組めばいいか検討して…と、手間暇がかかりそうに感じてしまったら、せっかく興味を持っても実行しようとは思えません。でも、Jシステムならそんな心配はご無用です。

「Jシステムはとにかくシンプルで速い!使える助成金も貰える金額もすぐわかる!お客様に“やってみたい”と思わせるデザインになっています。ライトアップのコンサルタントさんも、相談すると“今何をすればいいのか”をシンプルに教えてくれます。助成金申請のどの場面でも、お客様にストレスがかからないスキームになっていますよね」

Jシステムなら出来る理由その3:OEMだから安心して使ってもらえる

「地方で事業をしている人間は、やはりその地域を愛しているし、できるだけ地域に利益を還元したいと考えています」

と、語る山平さん。

「なので、助成金の自動診断システムをご提案する時でも、“東京の会社のサービスですよ”と言って紹介するのと、“鳥取銀行で新しく始めたサービスです”と紹介するのとでは、サービスに対する好感が全然ちがいます。その点、JシステムはOEMで鳥取銀行のサービスとしてご紹介できるからこそ、我々の目的である“助成金を使ってもらう”というところまでたどり着きやすいんだと思います」

銀行は、お客様が助成金を使って経営を改善してくれたら嬉しい。お客様は、地元の銀行のサービスをつかって経営改善したい。常にwin-winのご提案をして、地域との信頼関係をより強固にしていかなければならない銀行にとっては、OEMで使えるという点も魅力なのです。

より地域のためになる銀行をめざして

「沢山の人がいて、士業の専門家もお互いに競争していて、情報も溢れている都会の方には、なかなか想像できないかもしれませんが」

と笑う山平さん。

「地方でなにかやろうとしても、それを相談できる専門家が足りない。そもそも、やるべきことを知れるだけの情報がない。地方に行けば行くほどそういう問題があるんです」

山平さんが直面した“専門家の不足”という問題を解決したのは、Jシステムでした。情報技術には、地域格差や情報格差を解消しフラットな社会を実現できるという力があります。一方で、都会の企業がネット越しに見ているだけでは、地方の現状や問題を実感として理解することには限界があるのも事実です。ライトアップにとっても、“全国、全ての中小企業を黒字にする”というビジョンを実現する道程の中で、100年にわたって地域経済を支援してきた鳥取銀行と出会ったことは必然だったのかもしれません。

「Jシステムと助成金のおかげで、鳥取にも生産性改善や働きやすい環境づくりに取り組める企業が増えそうです。まずはすべての顧客に、Jシステムを使ってもらおうと思ってます」

と語る山平さん。地方創生と働き方改革、そしてその場所に生きる人々の未来のために。次の100年を目指す、鳥取銀行のチャレンジが始まります。

【鳥取銀行 会社概要】
本店所在地:鳥取県鳥取市永楽温泉町171番地
前身銀行設立:大正10年12月15日
創立:昭和24年10月1日
代表者:取締役頭取 平井 耕司
資本金:90億円
店舗数:65ヵ店(県内53ヵ店・県外12ヵ店)(その他 1事務所)
従業員数:685人
URL:https://www.tottoribank.co.jp/index.html

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